(iPhone AACコーデックで試聴) SONYの製品らしく基本に忠実で、若干低音寄りながらも全体的にバランスの良いサウンドです。 音はそこそこ広がりがあり、詰まった印象も特にありません。 前作のWF-C500と比較すると音の伸びやキレイさがワンランクアップした印象です。 シンバルの再現性は平均的なレベルで適度に聞こえてきます。 一方、ボーカルはキレイで伸びのあるボーカルが再現されています。 解像度は平均的なレベルですが、この価格帯の製品としては十分な水準を保っていると思います。 さらに、イコライザー機能のTreble boostモードを使用することで、音の煌びやかさやクリア感、伸び感を向上させることができます。 10,000円以下のSONYのエントリーモデルとしては十分な性能で、バランスの良さと調整の柔軟性が特徴的なモデルだと思いました。

(iPhone AACコーデックで試聴) 低音は平均的なレベルで、何か突出した特徴はありませんが、安定した低音を響かせています。 SONY製品らしい特徴で、"ドンドン"や"ブンブン"といったイメージの低音で、キチンと存在感のある低音です。 スネアドラムやバスドラム、ベースラインといった低音域の要素はバスドラムが特に効いているなどはなく、平均的なレベルでバランス鳴っています。 ちなみにイコライザーでBass Boost設定にすると低音が増強されますが、同時に音がボワついた印象になります。 繊細さではなく、とにかく鼓膜を響かせて欲しい人には良いかもしれません。 低音好きの方にはイコライザー調整で好みの音質に近づけられる柔軟性もあり、様々な音楽ジャンルに対応できるベーシックなワイヤレスイヤホンだと思います。