(iPhone AACコーデックで試聴) このモデルの特徴は、変に音を強調せず、基本に忠実かつ全体的にフラットで透明感のある音質を実現しています。 ボーカルの音質は過度な加工や強調がなく、素直で自然な声を伝えてくれます。 解像度は、平均よりやや上のレベルで細かい音の表現もある程度可能です。 ただし、シンバルの音はそこまで主張せず控えめな印象を受け、全体的にバランスを重視のイメージです。 音の広がりについても、平均よりやや上のレベルです。 全体的な印象としては、澄んだ感じと透明感で、様々なジャンルの音楽を自然に、そして心地よく楽しむことができそうです。

(iPhone AACコーデックで試聴) 低音の輪郭が比較的はっきりとした印象です。 スネアドラムとバスドラムの音はどちらもよく聞こえ、ドラムを叩いている感覚が聴き手に伝わってくるイメージです。 バスドラムの存在感は適度で、低音が過度に強調されることなく、自然な形で音楽全体に溶け込んでいます。 また、ベースラインはキレが良く、重すぎないイメージです。 全体として、YAMAHA TW-E7Bの低音性能は、過度な強調や歪みを避けつつ、基本に忠実に低音域を適切に表現しています。 色々と過度にチューニングせずに、楽器の持つ自然な音色を楽しみたいと考えるユーザーにとっては満足できる選択肢となりそうです。

ノイズキャンセリングの効果は、日常生活でのレベルはクリアしていると思われます。 また、屋外での使用時に気になる風切音は抑制しています。 ただし、ハイエンドモデルほどの高度な静寂を実現しているわけではありません。 2万円以下のモデルであればこれぐらいの効きレベルは妥当だとは思いますが、近年低価格モデルでもノイズキャンセリング性能が向上しているので、もう少し効かせてくれても良かったかも。