(iPhone AACコーデックで試聴) 全体的に低音が強く、中高音の邪魔をしがちなサウンドバランスです。 中高音の解像度は高くなく、全体的に若干ぼやけたような印象を受けます。 高音域は、シンバルが僅かに遠くで聴こえるレベルです。高音の繊細なきらめきを求めるユーザーには物足りなく感じられるかもしれません。 一方で、ボーカルには伸びやかさがあります。ただ、クリアに聞こえるというよりは、一つ膜が張ったような感覚があり、明瞭感はやや不足しています。 それでも、低音に埋もれずにボーカルラインが聴き取れる点は評価できます。

(iPhone AACコーデックで試聴) 低音は、中高音より支配的で力強く、前面に出てくるサウンドです。 全体を力強く下支えする迫力がありますが、同時にややぼやけており、解像度は高くない印象です。 バスドラムは、目の前で力強く鳴るというより、遠くで微かに聴こえるレベルで、キレやアタック感はかなり控えめです。低音全体が塊となって鳴り響く傾向が強いです。 スネアドラムやベースラインも同様で、音自体は普通レベルで聞こえますが、まるで一つ膜を通して聴いているような感覚があります。 輪郭が甘く、タイトさを求めるユーザーには物足りないかもしれません。 まとめると、CREATIVE Zen Air 2の低音は、量感とパワーを重視し、音楽全体に迫力を与えるサウンドです。しかし、解像度やキレは犠牲になっています。パワフルな低音を楽しみたい方には魅力的ですが、低音の細かなニュアンスを求める方は注意が必要です。

低価格帯のエントリーモデルなので、最低限のノイズキャンセリング効果があるレベルです。 しかし低価格モデルによくありがちな、変なノイズは特に聞こえないのでその点はプラス要素。 また、そもそも消音効果が高くないおかげなのか、風切り音はあまり聞こえないのもよい。